散歩茶論


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活版印刷
kappan

先日、活版印刷で刷った葉書がつくりたくて、問い合わせをさせていただいていた印刷会社さんに、工場見学をさせてもらいました。
そこはもう建物の佇まいから、一歩踏み入れたその空間までとてもレトロな、映画のセットのような場所でした。(と思ってたら、NHKの朝ドラ「芋たこなんきん」にも使用されたそうです)
あつかましいお願いを快く受けて下さった社長さんは、「想像しているより工場チックであまり綺麗なところじゃありませんよ」とおっしゃっていましたが、
古いものと手仕事の道具が大好きな私は、見せていただいた活版の文字や、ガシャンガシャンと大きな音をたてて動く印刷機はもちろんのこと、活版印刷の道具が入っている引き出しや机、拾った活字を入れる箱、活字の並んだ棚にも大興奮でした。

活版の版をつくるのはまるでパズルを組むようなものでとても大変そうなのに、社長のお父上は、手の感覚で文字組ができるそうです。
文字の棚から豆粒より小さな文字を選んでいくだけでも気が遠くなりそうな作業なのに、それを段落や空間を考えて配置していくなんて、すごい職人技です!
でも、昔は毎日の新聞がそのようにして刷られてたのですから、そんな今では驚くべき職人さんが、町中にたくさんいたんでしょうね。
そういえば、小さい頃に呼んだ宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でジョバンニがしていた仕事が活字拾いでした。関西では震災のために活字がなくなってしまい活版印刷を廃業されたところが多いらしいです。寄せていただいた印刷屋さんも震災でだいぶと活字がなくなったそうです。

20年ちかく前に、「ぜんまい屋の葉書」という本と出会って以来、ずっとずっと活版印刷が気になっていたので、空間ごと味わわせていただけてとても幸せなひとときでした。
ぜひ、名刺やカードなんぞつくってみたいとおもっている今日この頃です。


*****やさい食堂からのお知らせ
6月は両日とも満席となりました。
ありがとうございます。

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