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オーロヴィルごはん
居心地のよかったオーロヴィルのゲストハウスですが、シーズンではないので夜ごはんの用意ができないといわれ、シーズンでないので夜に開いているお店はビジターセンターのレストランくらいだといわれ、必然的にディナーはそこでとることに。

ビジターセンターには沢山の催し物や教室などの案内が貼られています。
ヨーガ、合気道、タミル語教室、映画、アートイベント、インドバーブ講座、コンサートなどなど。

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夜ごはんにいただいたのは、1日目はトマトライス(一応インド料理なのだけどちょっとスパイシーなリゾットみたい)と、スモーク豆腐とクルミのサラダ、ベジラザニア(といってもラクトベジなのでチーズは使ってました)。
フラワーシロップのソーダ割り。

オーガニックでどれもおいしいのだけれど、量がどれも半端なく多い!
周りの西欧人の方々はみな大きなひと皿をシェアすることもなく食べているので、飽きないのかなぁと思う。
そして子どもたちも、バカでかいピザをひとり一枚!

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二日目は、ひかえめにミントライスとチャパティとベジカレー。それでちょうどでした。
そしてイタリアンメニューにくらべ、なぜだがインドメニューはとても安い。



ランチは、「わら1本の革命」で知られる福岡正信さんの自然農法を実践しているソリチュードファームでもいただきたかったのですが、滞在日数も限られてるし前もっての予約が必要だったので、ゲストハウスのそばのcafe naturellementへ。

その雰囲気はインドにあって、インドでなし。

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こちらでは、「こちらはひと皿どれくらいの量ですか?ふたりでこのオーダーは多すぎませんか?」とオットが牽制したものの・・・・

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やはり多かった。おいしかったけど、多かった。
オーロヴィルの皆さんは太っ腹。
もちろん、ローカルなインド料理店にくらべると高いけれど・・・






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オーロヴィルのお宿
オーロヴィルのゲストハウスは、観光としてという位置づけではなく、あくまでもオーロヴィルを知りコミュニティにコミットメントしていくためのお試し期間の宿泊的な要素が強く、宿泊も一週間以上からというようなゲストハウスも多いのですが、そのなかで1,2泊から泊まれるafsanah guest houseに宿泊しました。

とても広い敷地のなかにいくつかの離れがあり、枯山水風の庭園があったり、石畳があったり、石灯籠もどきがあったり日本を意識した作りのゲストハウスでした。

日本風な部屋じゃなくていいですとリクエストして泊まった部屋。
なぜにオレンジ一色??とびっくりしてたら、この部屋「ダライラマ」って名付けられていました(笑)
オーロビルにはダライラマも3回ほどご訪問されたらしいです。
お湯の出もよくシンプルで機能的で広くきれいな部屋でした。

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部屋のドアをあけたらこんな感じ。

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朝起きたら部屋の前の睡蓮が咲いてました。
お隣にお泊まりのインド人のおばさまのサリーと同じ色!
思わすパシャリさせていただきました。

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もちろん世界最大のエコヴィレッジといわれるオーロヴィルのゲストハウスなので、ソーラーパネルや浄化水槽などがありました。

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ここでもやはり昼間は暑くてウロウロできず・・・(^_^;)
なのでヨーガ部長はお仕事タイム、私はお昼寝タイム。
ベットに横になって窓から見える景色が最高に気持ちがいい!

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熱さで涼を求めてか、頭がぼーっとなってしまったのか、となりの農場?の牛さんがゲストハウスに迷い込んできてました。

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自然を満喫〜
瞑想ドーム・マトリマンディールの土台のように見えていた赤土色の花弁を模した12個の建築物、そういえばそれもひとつひとつ小さな瞑想ホールでした。
全ての部屋が赤・オレンジ・黄色…とそれぞれ12色の空間になっていて、部屋それぞれに意味があり、今の自分に必要な空間で瞑想できるようになっていました。詳しくは→12 meditation rooms

マトリマンディールは唯一無二の空間で他ではできないすごい体験でしたが、実はオーロヴィルでの朝の散歩や、夜の満天の星のなかで自然を全身で感じているだけで、至福の瞑想タイムじゃないかしらと思ってしまったという事実・・・

普段はまったくすっきりと起きれない私ですが、オーロヴィルでは朝靄のなか、

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たくさんの鳥の声や鬱蒼と生い茂る緑の匂いを感じながらの散歩はよだれがでるほど(失礼・・・)気持ちよく

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旅立ちの時に立ち会えたり、

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日の出に変化する光と空の色をながめていると、犬を散歩させている人に出会ってびっくりしたり(インドでは野良犬はそこらじゅうに寝そべっていますが、犬をペットとして連れている人を見たのははじめてでした)
...写ってないけど。

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夜にはまったく街灯というものがないので、虫の声と風の音、天の川がわかるくらいの満天の星☆

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マトリマンディールのような瞑想ドーム、自然がなくなってしまった心忙しい都市にこそあったらいいのになぁ。。。


ちなみにオーロヴィルの自然は、もともとは砂漠のようなところだったので人の手によって植えられ育てられた自然で、当初はオーストラリアや世界各地からはやく成長する植物が植えられたりしたそうですが、今はできるだけインドの在来種に切り替えられているそうです。





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瞑想ドーム・マトリマンディール
銀河をイメージしてデザインされた都市、というか広大な森の村オーロヴィルの中心、目的のマトリマンディールでの瞑想には、いくつもの段階をふまなければなりませんでした。

グーグルマップで上からみたらこんな感じ。↓

View Larger Map


もちろんオーロヴィルにお住まいの人はいつでもオッケーなのですが、ビジターの私たちはまず前日に(いっぱいだと入れないので出来れば2.3日前)に、ビジターセンターの前のホールでオーロヴィルに関するビデオと展示を見て、ビジターセンターにいって見学の申し込みをします。
私たちは運よく翌日の予約が取れたので、次の日の朝8時45分にふたたびホールの前に集合しました。

ちなみに村は広い森の中に集落が点在しているような感じで、道は未舗装の赤土の道なので、泊まるゲストハウスの場所によってはレンタルバイクなんかがないとなかなか移動が大変です。

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集合したら、ふたたびホールにて今度はもう少し長めのビデオを見ます。
ビデオでは1968年設立当初の映像などもありましたが、もともとは本当に赤土の荒れ地で木もなかったので海も見え、今もマトリマンディールのとなりにあるとても大きなバニアンツリーだけが当初よりその地に生えていたということでした。
そして初期のメンバーの人たちが1本1本植林して育ててきて今の広大な森林があるそうです。

ビデオをみたらバスでマトリマンディールへのゲートまで移動し、そこですべての荷物を預けます。神聖な瞑想の場に物質的な(世俗的な?)ものを持ち込まないためということです。

↓私たちの見学した翌日は土曜日だったため、見学の人たちも多くバス乗り場は長蛇の列でした。

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そして住民のガイドさんに案内されていよいよ敷地内に入ります。
まずは大きなティーツリーの木の下で、ガイドさんによるオーロヴィルの説明と質問タイム、そしてマトリマンディールでの注意事項を聞きます。

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マトリマンディルでは、赤土が入らないようにズボンのすそをまくり上げ、白い靴下に履き替えなければなりません。
おしゃべりは一切ダメです。

そしてらせん状のスロープにそって上へ上へと登っていくととうとうinner chamber(←内部の写真はこちらから)と呼ばれるクリスタルのある瞑想ルームへ到着です!

クリスタルのサイズは70cm!400kg!

真っ白な近未来的な空間のなかで天上の太陽の光が水晶を通して微妙に変化をするのを感じながらの瞑想タイム。

ビジターの私たちに許されているのは15分間だけ。
ただし咳などがでたときはすぐに外にでなければなりません。

あっというまだろうなと思っていた15分はおもいのほかゆったりと長く感じられ、静寂のなかで耳が拾う音は自分の息を飲み込む音や人がかすかに体勢をかえるときにでる布の擦れ合う音くらい。瞑想の間は、残念ながら雑念がいったりきたりもしましたが、クリスタルを見つめながら、自分がクリスタルの中にいるような、目の前のクリスタルのある空間が身体の中にあるような不思議な感覚におちいります。

そうこうしていると、それまで暗いところに一本の光が差し込んでじんわり広がっていたのが、ふわぁーーーと空間全体に白く光が差し込んだので、「おおっ、太陽のエネルギーがっ!」と思ったら、瞑想タイム終了の合図で灯りがついたのでした ase

異次元の世界から灼熱の外に出て、「バスが出るのは11時ですから、それまでにバスの前に集合してくださいね」とガイドさんに言われたものの、身につけていた物は衣服以外すべてのものを預けた私たちに時間を知るすべはなく、毎日こうして案内していてその案内はおかしいと一度も気づいていないのかしら・・と思っていたら、うっかりか時計を持って入ったりしてる人はひとりふたりいるわけで(笑)、みんなその人について無事バスに乗れました。

ちなみに2度目からは1時間、ガイドさんなしで入れるそうです。





オーロヴィルへ
ポンディシェリをあとにして、次に向かったのはそこから10kmほど先のオーロヴィルというコミュニティです。
ポンディシェリの町中にオーロビンドのアシュラムがあり、そこにも大勢の人が訪れているのですが、今回はアシュラムには行かずに、コミュニティのなかに滞在しました。
(案内してくれた住民の人は、コミュニティではなくれっきとしたインド国内の村だとおっしゃってました)

オーロヴィルの説明に関しては、OTERAヨーガ部員さんたちにお送りさせていただいていたヨーガ部長のインド滞在記から拝借して・・・・

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今回のインド滞在記はオーロヴィル編です。

南インド・タミルナードゥ州ヴィリュップラム県内の海岸近くには、オーロヴィルと呼ばれる国際的なコミュニティがあります。チェンナイ(旧マドラス)からバスで3時間半ぐらいです。

このオーロヴィルは、ベンガル州カルカッタ出身の思想家であり宗教家のオーロビンド・ゴーシュとその支援者であったフランス人女性のミラ・アルファサ(通常マザー)によって、1968年に設立されたコミュニティです。人の移住のはじまりと共に広大な荒れ地が植林され、四十数年後の現在ではかつての姿が想像できないほど緑多い茂る土地にかわっています。

オーロヴィルでは、経済、文化、環境的に自立した持続可能な自然循環型社会の創造をめざし、世界中の人びとが民族、国籍、思想、宗教を乗り越えて調和することを試みています。人口の割合はヨーロピアンが多数を占めますが、日本人や韓国人も少数ながら暮らしています。

オーロヴィルのシンボルあるいは精神活動のセンターとして存在するのが、中心部に位置するマトリマンディールとよばれる金色の巨大ボール型の建造物です。これは実に奇妙な建物です(笑)。

この建物内の上層中心部には、巨大なクリスタル・ボールがおかれています。天井につけられたソーラーシステムが太陽光をクリスタルボールに照らし、建物内に光がひろがるように設計されており、独特の空間を生みだしています。初めてオーロヴィルを訪れた人は、15分だけこの空間内に滞在することが許されます。その後は、個人の希望で瞑想用の空間を利用することができます。ご関心のある方は、HPをご覧下さい。
http://www.auroville.org/

インドにあって、インドにあらず、そんな何ともいえない場所です。

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ということで、一年ほど前インドにこんなところがあるってはじめて知ったときに興味津々、いったいどういう感じのところなんだろう、いつかいってみたいなぁ、黄金の瞑想ドームのなかにある世界一大きいといわれるクリスタルボールも見てみたいなぁと思っていたら、ヨーガ部長の今回の仕事のひとつがその近くだってことが判明。
「それなら是非ここへ連れてってくだせぇ」ということで、実現しました。

オーロビンドの著書も読まずに短い滞在では実際にはどんなところなのかはわからなかったというのが正直なところですが、いろんな思い、疑問、質問が頭の中をかけめぐる(インプットもアウトプットもできる語学力がなく・・・cry )2泊3日の滞在でした。