銀河をイメージしてデザインされた都市、というか広大な森の村オーロヴィルの中心、目的のマトリマンディールでの瞑想には、いくつもの段階をふまなければなりませんでした。
グーグルマップで上からみたらこんな感じ。↓
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もちろんオーロヴィルにお住まいの人はいつでもオッケーなのですが、ビジターの私たちはまず前日に(いっぱいだと入れないので出来れば2.3日前)に、ビジターセンターの前のホールでオーロヴィルに関するビデオと展示を見て、ビジターセンターにいって見学の申し込みをします。
私たちは運よく翌日の予約が取れたので、次の日の朝8時45分にふたたびホールの前に集合しました。
ちなみに村は広い森の中に集落が点在しているような感じで、道は未舗装の赤土の道なので、泊まるゲストハウスの場所によってはレンタルバイクなんかがないとなかなか移動が大変です。
集合したら、ふたたびホールにて今度はもう少し長めのビデオを見ます。
ビデオでは1968年設立当初の映像などもありましたが、もともとは本当に赤土の荒れ地で木もなかったので海も見え、今もマトリマンディールのとなりにあるとても大きなバニアンツリーだけが当初よりその地に生えていたということでした。
そして初期のメンバーの人たちが1本1本植林して育ててきて今の広大な森林があるそうです。
ビデオをみたらバスでマトリマンディールへのゲートまで移動し、そこですべての荷物を預けます。神聖な瞑想の場に物質的な(世俗的な?)ものを持ち込まないためということです。
↓私たちの見学した翌日は土曜日だったため、見学の人たちも多くバス乗り場は長蛇の列でした。
そして住民のガイドさんに案内されていよいよ敷地内に入ります。
まずは大きなティーツリーの木の下で、ガイドさんによるオーロヴィルの説明と質問タイム、そしてマトリマンディールでの注意事項を聞きます。
マトリマンディルでは、赤土が入らないようにズボンのすそをまくり上げ、白い靴下に履き替えなければなりません。
おしゃべりは一切ダメです。
そしてらせん状のスロープにそって上へ上へと登っていくととうとう
inner chamber(←内部の写真はこちらから)と呼ばれるクリスタルのある瞑想ルームへ到着です!
クリスタルのサイズは70cm!400kg!
真っ白な近未来的な空間のなかで天上の太陽の光が水晶を通して微妙に変化をするのを感じながらの瞑想タイム。
ビジターの私たちに許されているのは15分間だけ。
ただし咳などがでたときはすぐに外にでなければなりません。
あっというまだろうなと思っていた15分はおもいのほかゆったりと長く感じられ、静寂のなかで耳が拾う音は自分の息を飲み込む音や人がかすかに体勢をかえるときにでる布の擦れ合う音くらい。瞑想の間は、残念ながら雑念がいったりきたりもしましたが、クリスタルを見つめながら、自分がクリスタルの中にいるような、目の前のクリスタルのある空間が身体の中にあるような不思議な感覚におちいります。
そうこうしていると、それまで暗いところに一本の光が差し込んでじんわり広がっていたのが、ふわぁーーーと空間全体に白く光が差し込んだので、「おおっ、太陽のエネルギーがっ!」と思ったら、瞑想タイム終了の合図で灯りがついたのでした
異次元の世界から灼熱の外に出て、「バスが出るのは11時ですから、それまでにバスの前に集合してくださいね」とガイドさんに言われたものの、身につけていた物は衣服以外すべてのものを預けた私たちに時間を知るすべはなく、毎日こうして案内していてその案内はおかしいと一度も気づいていないのかしら・・と思っていたら、うっかりか時計を持って入ったりしてる人はひとりふたりいるわけで(笑)、みんなその人について無事バスに乗れました。
ちなみに2度目からは1時間、ガイドさんなしで入れるそうです。